Vibrate emotion

ONE FOUR KENGO THE MOVIE

Planner
中谷公祐

Jリーグのサッカークラブ、川崎フロンターレ。デビューから18年、フロンターレ一筋で戦い続けてきた中村憲剛選手の引退記念映画の脚本/プロデュースを、制作総指揮の株式会社バスコムと共に担当しました。当初は制作期間2ヶ月で、30分程度の短編ドキュメンタリーをつくる想定だった本作品。様々な方々の想いをお聞きし、過去の映像資料を掘り起こし、ご本人の決意と向き合っていると、気づけば制作期間18ヶ月、150分程度のドキュメンタリー映画に仕上がっていました。映画以上に劇的な、ひとりの選手とひとつのクラブの物語を、脚色することなく削りすぎることなく、膨大なデータとエピソードを日本刀を鍛えるように作品にしていく。完成した映画は、はじめは川崎市内映画館のみでの上映でしたが、Jリーグの方々や観客のみなさんに評価いただき、全国上映されるまで拡がっていきました。